食品・医薬品向け包装機械のグローバルメーカーであるシンテゴンテクノロジー(本社:ドイツ、旧社名 ボッシュパッケージングテクノロジー。以下、シンテゴン)は、栄養食品・健康食品のカプセル充填に新たな基準を打ち立てるべく、新型のカプセル充填機「GKF Capsylon(カプシロン)6005」を欧州および米国市場で発売します。「GKF Capsylon 6005」は、シンテゴンが提供するGKF Capsylonシリーズ(栄養食品・健康食品に特化したカプセル充填機)の最新モデルです。すでにアジア市場では順調に稼動しており、日本国内へもご提案可能です。
「GKF Capsylon 6005」の3つの特長 -「生産効率」と「製品歩留まり」を飛躍的に改善し、生産能力アップ
-
- 48個のセグメント穴と2つのドージングステーションにより、毎時360,000個のカプセル充填が可能に
- 充填工程に追加されたスライドゲート技術(特許取得済み)により、製品の歩留まりを向上させ、粉塵の影響を最小化
- 工具不要で直感的なクリックシステムにより、フォーマット部品の交換時間を大幅に短縮
新型カプセル充填機「GKF Capsylon 6005」は、2つのドージングステーションと48個のセグメント穴を搭載しており、毎時360,000カプセルの充填が可能です。
1. 2つのドージングステーションで、生産効率を最高レベルに
GKF Capsylon 6005は、毎時360,000個ものカプセルを充填できます。これは、GKF Capsylon 3005(毎時175,000カプセル)と比べて2倍以上の生産効率です。
高速充填を実現できる理由として、GKF Capsylon 6005には1セグメントあたり、従来の21個(GKF Capsylon 3005の場合)よりも大幅に多い、48個ものカプセル穴を設けています。並行動作する2つのドージングステーションが、これら大量のカプセル穴に薬剤を充填し続けます。これにより、従来機を大きく凌駕する生産性を実現します。
2. 「スライドゲートシステム(特許取得済み)」を標準搭載
スライドゲートシステムは、薬剤の充填中にカプセル穴を下から確実に覆うための技術です。このシステムにより、充填精度と製品の歩留まりを向上させた上で、粉塵の影響を最小限に抑えられます。また、スライドゲートを使えば同一のドージングステーションでペレットと顆粒の両方を処理できるようになるため、機器の柔軟性も向上します。
3. フォーマット部品を迅速・容易に交換
GKF Capsylon 6005は、フォーマット部品の交換も容易です。当社開発のクリックシステム(手作業でのクリック・ロック操作による部品交換システム)により、交換時間を大幅に短縮できます。交換後に、手動でフォーマット部品を再調整する必要もありません。このシステムにより、同一の機械でさまざまな製品を効率的に処理できるようになります。また、クリックシステムは直感的なインターフェースを特徴としており、オペレーターは最小限の労力で使い方を習得できます。
シンテゴン開発のクリックシステムにより、フォーマット部品を迅速かつ容易に交換できます。
「今回のターゲットである欧州および米国市場では、ビタミン、タンパク質、その他の栄養補助食品への関心が高まっています」と、シンテゴンでプロダクトマネージャーを務めるAndreas Nuessleは話しています。「GKF Capsylon 6005は、極めて高い生産速度と、粉末、ペレット、顆粒、さらにはより特殊な製品を充填できる柔軟性を兼ね備えています。従来と比べて飛躍的に幅広い用途に適しているのです」
当カプセル充填機は、2023年10月23日から27日までラスベガスで開催されるSupplySide Westにて実演予定です(ブース4227)。GKF Capsylon 6005を、当社の高せん断造粒機、流動層造粒システム、およびカプセル秤量器と組み合わせることで、一貫した生産ユニットを構築することもできます。
なお、機械据え付け後も、グローバルなサービスネットワークを活かしたサービス体制を整えており、技術的な質問への対応をはじめ、メンテナンス作業、機械操作トレーニングなどを実施しています。また、純正の予備部品とフォーマット部品を提供することで、お客様の機械性能の維持、円滑な生産体制の確保をバックアップし、生産時のリスクを最小限に抑えます。